SurfacePro7+のesim環境でLTEが認識しなくなった

1年半ぶりの投稿です。

出張先のPC利用で重宝するのがLTE内蔵。モバイルwifiやスマホテザリングでもいいが準備接続まで面倒なのでSurfacePro7+にiijmioのsimを入れて使っていた。先日、物理simをesimに切り替えたところ、最初は問題なかったが数日後気付いたらLTE環境そのものが消えていた。アップデート後かどうかは不明。
コントロールパネルを見ると surface mobile broadband driverがエラーを起こしている。

故障か?! 

そこでWindows「修復」作業を行ったがNG。次に初期化インストールを行ったがそれもNG。Chat-GPT4のアドバイスでもやはりNG。
Googleで検索したら同じ症状の報告が複数あり、いづれも解決には至っていないよう。

ここで、初めてMicrosoftサーポートに連絡しChat越しで以下3とおりの指示を受けた。
1.Windows で PC をセーフ モードで起動する
2.Windows でクリーン ブートを実行する方法
3.Surface 回復イメージのダウンロード
  Surface の USB 回復ドライブの作成と使用

がいずれもNG。
Microsoftサーポートからは、上記でNGな場合は修理となり、修理費は7万円弱と言われた。
がっくり。

最後の手段で、自己責任で
4.SSDを初期化してWindows10をクリーンインストール
  Surface用のドライバーとファームウェアをインストール

したが、これでもNG。一旦はあきらめた。

2晩寝て翌朝にふっとアイデアが!
BIOS(UEFI)が悪さをしているのではないか?!

それで、UEFI管理モードを立ち上げUEFIをoffにして、ubuntuを強制インストール
その後にUEFIを元に戻して、再度上記4を試したところ、

なんと、LTE環境画面が復活。
surface mobile broadband driverエラーが出ない。
この段階で、simプロフィールを確認したら、不具合が出たesimのプロフィールがなぜか残ったままだったので即削除。

いまは、物理simに戻して使っているが、まったく問題なし。
どうやらSurfacePro7+とesimは相性が悪いらしい。ファームウェアの修正でなおるのでは?!
別途、SurfaceGo2でesimを使っているがこちらは問題ないので、SurfacePro7+特有の現象のよう。

久しぶりに沼にはまりました。

10 9月 2023

SSLフリー認証局 Let’s Encrypt 更新エラー


4年ぶり更新です。60余齢でいまだにこんな鯖缶をやっている自分を褒めたい。
(還暦を過ぎたのでサブタイトルを変更しました。)

先日、管理している複数のCentOS7サーバで、こんなエラーを吐き出した。

Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log
Plugins selected: Authenticator standalone, Installer None
Starting new HTTPS connection (1): acme-v02.api.letsencrypt.org
An unexpected error occurred:
SSLError: (“bad handshake: Error([(‘SSL routines’, ‘ssl3_get_server_certificate’, ‘certificate verify failed’)],)”,)
Please see the logfiles in /var/log/letsencrypt for more details.


どうやらLet’s Encrypt の更新エラーらしい。いくつかのSSLサイトで警告画面が出る。

困った。エラーは心臓に悪い。

こういうときのgoogle先生で、原因はLet’s Encrypt のルート証明書の仕様が変わったためで、「DST Root X3」が certbot で更新できなくなったとのこと。
「Let’s EncryptのルートCA証明書期限切れ、多数のサイトで問題発生」
 https://japan.zdnet.com/article/35177496/
「2021年にLet’s Encryptのルート証明書が変更!影響や備えておくべきこととは?」
 https://ssl.sakura.ad.jp/column/letsencrypt-root-certificate/

原因がわかれば対応方法があるはず。

いままでパッケージ管理yumでcertbotを更新していたが、このyumの標準パッケージが仕様変更に対応していない、ということがわかったので以下のようにパッケージ管理snapで対応した。

1.まずは既存のcertbotを削除する。
  # yum remove certbot

2.EPEL経由でsnapをインストール、起動、シンボリックリンク作成
  # yum install snapd
       # systemctl enable –now snapd.socket
  # ln -s /var/lib/snapd/snap /snap

3.snap経由でcoreをインストール、リフレッシュ
  # snap install core
  # snap refresh core

4.snap経由でcertbotをインストール、シンボリックリンク作成
  # snap install –classic certbot
  # ln -s /snap/bin/certbot /usr/bin/certbot

5.apache設定(virtualhostにconf.dを作成)←不要かも
  # certbot –apache

6.certbotを手動で更新(インストール時に自動更新cronがつくられる)←不要かも
  # certbot renew –dry-run

これでサーバを再起動したら、Let’s Encrypt の更新エラーを吐き出さなくなった。

安堵した。これで心拍数も下がるだろう。


ちなみに、virtualhostを何度か作りかえると、個々のvirtualhostでは問題ないが、cronで一括certbot renewの自動更新ができない場合がある。これは、以下ディレクトリに不要ファイルが残っているためで、実行途中でエラーを吐き出し以降の実行がキャンセルされてしまう。それら不要ファイルを削除すると問題なく自動更新ができる。当初これがわからず半日沼にはまった。
  /etc/letsencrypt/renewal/

 

05 12月 2021

gmailでメールが迷惑フォルダに振り分けられるときの送信側の対応

1週間程前から、sakuraサーバからの送信メール(独自ドメイン)が、gmailで迷惑フォルダに振り分けられるようになった。(焦)

そのメールヘッダをみると、

spf=softfail (google.com: domain of transitioning xxxx@hogehoge.com does not designate xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx as permitted sender)

と、spfでip6を確認できないのが原因らしい。

確かにsakuraサーバはip6設定が有効になっているが、最近になってgmail側でこれをチェックするようになったのだろうと推測される。

そこで、当該ドメインのDNSレコードのspf情報を以下の通り書き換えてみた。

v=spf1 +a:hogehoge.com +mx  ~all

v=spf1 +ip4:xxx.xxx.xxx.xxx +ip6:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx +mx +include:_spf.google.com ~all

テストメールを送ったところ、無事受信フォルダに入り一安心。

 

16 11月 2017

システム起動時にUNEXPECTED INCONSISTENCYエラーが発生

災害は忘れた頃にやってくる。

まさにその通りで、今まで問題く動いていたサーバが、必要に迫られたリブート操作で、突如起動しなくなった。

コンソールを見たら、
UNEXPECTED INCONSISTENCY
エラーが発生していた。

冷静になって以下で対応。

Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue): ←rootのパスワードを入力

# mount
/dev/sda1 on / type ext4  ←/dev/sda1が修復対象のパーティション

# fsck -t ext4 /dev/sda1 ←修復を実行

(省略)
  Clear<y>?  ←[Enter]キーを押す
(省略)
  Fix<y>?  ←[Enter]キーを押す
(省略)

***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****
***** REBOOT LINUX *****
# exit ←シェルを終了

 

16 10月 2014

vsftpdでパッシブモード設定

ちょっとした設定で可能だったのに、いままでそのちょっとした設定が面倒であとまわしにしていた、ftpサーバのパッシブモード設定。

ファイヤーウォールを解放すれば、vsftpdの標準インストールのままパッシブモードは可能だったのだが、さすがに開放には勇気がいる。一方で、標準がパッシブ設定で、アクティブ設定ができないftpクライアントがある(いる)。そういった状況に追い込まれて、とうとう設定することになった。

方法は以下の通り。

vsftpddの設定ファイル/etc/vsftpd/vsftpd.conffに下記の行を追記するだけでよい。

#passive mode
pasv_enable=yes
pasv_min_port=10100
pasv_max_port=10150

1行目コメント
2行目はパッシブモードを使える様にする設定
3行目はパッシブモードで利用する最小ポート番号 ここでは10100とした。
4行目はパッシブモードで利用する最大ポート番号 ここでは10150とした。

最小ポート番号と最大ポート番号は他のポートとバッティングしない任意でOK。設定後はvstpdの再起動を忘れずに。
それから、ファイヤーウォールで、10100から10150ポートに穴を開ければ、パッシブモードでのftp通信が可能となる。

設定時間わずか5分。この作業が面倒で、3年間ほったらかしにしていた。

15 5月 2014

InternetExplorer11(IE11)で表示できない場合の対処法

PHPとjavaを使ったサイトで、FirefpxやChromeでは何ら問題ないのに、InternetExplorer11(IE11)でうまく表示できない現象が生じた。

スクリプト側の問題とは思ったが、サーバ側で何とかならないものかとあれこれググったところ、以下の方法でうまくいったので備忘録として残しておく。

apacheの/etc/httpd/httpd.confに、以下の内容を追記する。要はIE11を強制的にIE10モードにしている。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
Header set X-UA-Compatible: IE=10
</IfModule>

19 4月 2014

Windows 8でキーボードのレイアウトが英語(101)になってしまう場合の解決法

昨日まで問題なく使えていたWindows8の日本語キーボード(106)が、今朝から突如英語モード(101)に変わっていた。セキュリティアップデート以外、新たなソフトはインストールしていない。

キーボードドライバを入れ替えてもNG、レジストリを書き換えるにはリスクがあるので、原因と対応策をググってみた。

どうやら、原因はWindows 8 のコントロールパネル-電源オプションの「高速スタートアップ機能」の不具合にあるらしい。

それで、「高速スタートアップ機能」をoffにして再起動をかけたところ、106モードに戻っていた。検証のため、再度「高速スタートアップ機能」をonにして再起動をかけてみたら、101モードには戻らず106モードを維持していた。

慌ててレジストリを書き換えなくてホッとしている。

13 7月 2013

gmailとmailman

久々(1年2か月ぶり)の投稿。

gmailからメーリングリストに投稿しても自分に配信されないのは有名な話で、そのためにわざわざメーリングリスト用アドレスをgmail以外で取得する必要があった。使い勝手のいいgmailだけに、すこぶる残念な思いを長年続けてきた。

何とか方法がないかと暇な折あれこれ調べていたが、やっと解決策が見つかった。メールヘッダのmassage-idを強制的に書き変えてやればいい。

具体的には、mailmanのmm_cfg.pyに、

USE_MAILMAN_MESSAGE_ID = Yes

を追加して、再起動をかければいい。

先日、メーリングリストサーバを移転したことに伴い早速この処理を施したところ、gmail経由でも無事配信された。WEBメールからでもOKであった。自分でmailmanサーバを立ち上げた場合の対処法だが、長年の課題が解決して肩の荷が1つ降りた。

 

 

 

31 1月 2013

メールに添付ファイル”winmail.dat”がついてくる

特定の知り合いからいただくメールに、”winmail.dat”という添付ファイルがついてくる。それも「ファイル添付しました」というメールに限ってこのwinmail.datが添付になっていて肝心のファイルが添付されていない。

最初のうちは添付ファイルを間違ったのかなと思って、重要なファイルでもないことからそのままにしていたが、先日大事なファイルを送ってもらおうと思った際も、やはりwinmail.datが添付されていた。先方に確認したところ、ちゃんとファイルを添付して送っているとのこと。

もしやウィルスでも紛れ込んだか、と少し慌てながらググッてみると、以下のサイトに辿り着いた。要は、outlookでリッチテキスト形式で添付するとこの現象が出るらしい。それも再現性が明確でなく、はなはだ迷惑な話である。

http://support.microsoft.com/kb/278061/ja

このことを先方に話しをして、テキスト形式に直してから送ってもらったところ、無事、欲しいファイルが添付されて届いた。

以前、8ビット設定にしたりutf-8設定にしたメールを貰って文字化けに見舞われたケースは何回かあるが、まだこういったことがあるんですねぇ。奥が深いと言おうかなんと言おうか、、、、。

11 11月 2011

Worpressでマルチサイト設定

WordPressがバージョン3になったことに伴い、マルチサイト設定がができるようになった。1ドメインで複数サイトを作る場合、サイト毎にシステムをインストールする必要がなく、手間が省けるだけでなくサーバ容量の軽減にもつながりすこたま便利な機能である。

今日現在のバージョンは3.2.1であるが、新規にこのマルチ設定をしたところ、マニュアルに書いてある「特権管理者」メニューがでてこない。設定が間違っているのかあれこれ見なおしたがシステムは問題なく動いているようだ。

なぜなんだ、、としばらく悩んでからググッてみると、3.2.1からダッシュボードの仕様がどうやらかわったらしい。詳しく説明してくれているサイトがあったので、備忘録として記しておく。

http://blog.junkword.net/2011/09/wordpress-321.php

09 10月 2011